IT業界のこころの病気

IT技術がどんどん発展していっても、世の中は不況、不景気だという情勢から中々抜け出せずにいます。
世界的に見ても、景気がいいのはインドや中国、南米くらいで、ヨーロッパやアメリカ、そして日本も深刻な財政難です。
そのせいで、働き口がない、給料が下がったという話はよく耳にします。
それは技術が進歩していっているIT業界も同じようです。
仕事が出来る人に仕事依頼が集中してしまい仕事が無い人が出てきたり、仕事が集中した人は過労で倒れてしまったり、こころの病気になってしまったりと悪循環が起きているようです。

実際にある調査では、IT業界に従事している人の半数が、こころの病気だと感じたことがあると発表しています。
特に、プログラマーやSEに多いそうです。
なぜストレスを感じやすく、こころの病気になってしまうのか。

私がIT職でのこころの病気が多い原因として考えたのは、仕事量が多いことによるストレスでした。
しかし、ある調査結果を見ると、年代にもよるのですが、一番は仕事のプレッシャーや職場の人間関係からくるものでした。
これならどの職に就いても大概はついて回るものですよね。
特に人間関係なんかは、パソコン相手に頑張っているはずなのにどうして?とまで思ってしまいました。
職場で働いている以上、人間関係からは逃れられないのですね。

そして、不景気ということもあり、一度休職してしまうと、復帰しづらいという問題もあります。精神的疾患で休職していた人が、回復してきたので復帰しようとしたら仕事がないからもう少し休んでてくれ、と会社から言われたケースもあるそうです。
まずはストレスを感じづらくする環境と考え方、そして復帰できる環境をきちんと設ける必要がありそうです。